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| 体は暗紫色をしており、駿河湾の沿岸では地引網などで全長10〜20pの個体を目にすることが多い。子供には7本の白い横帯があるが、成長するにつれて次第に不明瞭になり、また縞の間にも不定形の雲状紋が現れ、同じ仲間であるクエとの判別が難しくなってくる。全長1mに達する大型の魚ではあるが、このような大型魚を目にする機会はあまりない。大型になると、より深場に移動すると言われている。潜水して沿岸部で見られる個体は、せいぜい30p程の個体であり、まだ白い横帯が明瞭に識別できる。マハタという呼び名のように、ごく一般的なハタではあるが、その生態については余りよく調べられていない。このようにありふれた魚ではあるが、生態についてあまり調べられていないのは、本種が単独生活を営むそのライフスタイルと大きく関係している。子供の時はきれいな青い目をしており、水族館の水槽でもエサは何でもよく食べ、比較的成長もよく、その横縞模様とあいまってなかなか愛嬌のあるキャラクターではあるが、水槽の主役とはなっていない。もっと日の目を見てもよい魚だと思われるがどうだろうか。本種によく似たマハタモドキという魚がいるが、尾ひれ後縁に白い縁取りがあることで区別できる。本種の肉は白身で、とてもおいしく、高級食用魚とされている。ハタの仲間は高い値段で取り引きされることから、現在色々な種類が養殖対象種として、その増殖が試みられている。静岡県ではクエの増殖に成功している。しかし、クエは大型にまで成長する魚食者なので、放流する際には充分注意する必要がある。 |
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