サクラダイ 〔サクラダイ属〕 はた科 学名:Sacura margaritacea
 
別名ウミキンギョ。性転換する。成長につれてメスからオスへ変わり、外見では体の模様が変化する。メスの背びれには黒斑が1つ、オスは黒斑が消えて体側全体に真珠色の斑紋がある。若い内はメスとして卵を産み、その後性転換してオスとなり、若いメスの卵を受精させる。昔は性が変わることが判らず別の種類と思われていてメスを「オウゴンサクラダイ」、オスを「サクラダイ」と、別の和名が付けられていた。学名はサクラ・マルガリータと日本語がそのまま使われている。水族館の水槽ではメスとオスと性転換途中の中間型が観察できる。かつて、見学にこられた男性要人がふと漏らした言葉「メスが若いのばかりというのは良いね!」。今ならとんでもないセクハラ発言と言われるだろう。自然の海中では岩礁の海底からやや浮いた中層にすむ。あまり泳ぎ回らず、間隔の広がった大群を作る。群は少数のオスと大多数のメスで構成される。外敵のいない、餌も確実に食べられる水族館の水槽では性転換せずに長生きをして、自然界では見られないほど大きくなるメスのサクラダイもいる。自然では体長15cm、飼育状態では20cmを越える。脂ののった旬のマダイをその季節の花から「桜鯛」と呼ぶのとは異なる。また外国産タイの仲間にも商品名で「サクラダイ」と付けられている種類がある。ここで紹介するサクラダイも食べてみれば、スズキ・ハタの仲間でもあり美味であるが、なんせ小さくて身が少ない。