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| 普通魚屋さんでイワシと総称されるのは、マイワシとカタクチイワシである。2種類とも姿かたちが似ているので、混同されやすいが、マイワシはニシン科、カタクチイワシはカタクチイワシ科に属し、分類学上は近い仲間ではない。大群を作って生活するため、一網で大量に獲れる、いわゆる「大衆魚」。味も良く、好んで食される。メザシ、ニボシ、シラス、タタミイワシなど、生まれたばかりの小魚から成魚まで多彩な食品として加工され、食品となる。我々の食生活に大いに貢献している。煮物でもうまく、すりつぶしてハンペンにもなる。最近では健康食品として刺身などで好まれている。海の中でもカツオなど大型の魚のよいえさとなり、食物連鎖の底辺近くで頑張っている。しかし、ここ数年漁獲量が減少しているのが心配である。勇壮なカツオの一本釣りのまきえさとして、なくてはならないのが生きたイワシであり、漁場まで船の活魚槽で運ぶのである。イワシに当てられた漢字は「鰯」。読んで字の如く、うろこがはげやすく、すぐに死んでしまう。いかにできるだけたくさんの生きたイワシを運ぶかがカツオをたくさん取るカギになるのである。水族館の水槽で泳いでいるイワシは、見学者の目を楽しませるだけでなく、その飼育技術が漁業にも大いに貢献しているのである。イワシの仲間は海では小さなプランクトンをコイのぼりのように口を大きく開けて泳ぎながら集め、エラの内側にある櫛状のものでこし取って食べる。水族館のイワシには大量のプランクトンの代わりに魚粉を小さな粒状にしたものを与える。えさを与えると直ぐに全てのイワシの口がそろって大きく開けられる。 |
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