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| ベラの仲間で、1m程に大きくなり、日本各地の沿岸岩礁域に棲む。別名をカンダイと言い、釣りの対象としても人気がある。肉は白身で、少し柔らかい。刺身、塩焼き、煮付けて美味。ダイビングするとかつては伊豆半島でも見掛けたが、最近では減り、秋に幼魚が散見される程度になった。老成したオスには額に大きなコブがある。顎も突き出してちょっと怖い異相の魚になる。更に厚めの唇から乱杭歯が突き出し一層すごみを増している。でも、テレビゲームキャラクターのシーマンのモデルで子ども達には人気がある。のどにある歯で貝殻やカニの甲羅をかみ砕いて食べる。一夫多妻で、オスは縄張りをもち、その海底の根をゆったりと泳いで見回りをする。縄張りに他のオスが入ってくると激しく闘志を燃やして追い払う。縄張りを確保すると永年その岩根に住み着くようで、日本海・佐渡島のダイビングスポットには弁慶と名付けられた大型のオスがダイバーの人気者になっているという。成長にしたがい斑紋が変わり、小さい頃には濃いめの体色、黒いひれに鮮やかな白いラインが一本通り、自分は子どもであるとのサインになっていて、オスの縄張りに入っても追い払われることはない。成長につれてサインは次第に薄くなる。水族館でラインの消えたコブダイ同志を一緒に展示水槽に入れたところすぐに喧嘩を始めた。しばらく争っていて勝敗が決まると破れた小さい方が体側に、幼期にあった白線を不鮮明ながら現した。子どもサインを現したコブダイはいじめられなくなった。同種の中での厳しい生存の仕組みを目の当たりにし、飼育係一同感心した場面であった。 |
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