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「獅子の罠」「鞍馬天狗」などの子役として約80本もの映画に出演、女優としての脚光を浴びる。
3歳で洋舞を学び4歳で映画界に入ったが、本場ニューヨークでモダンダンスのスカラシップを取得する。その後、ミュージカル、舞台で活躍し、現在は、石垣食品「ミネラル・ムギ茶」のテレビCM、日本テレビ「おもいっきりテレビ」の準レギュラーとして出演。また、著書も手掛け活動の幅を広げる。 |
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清水市を流れる巴川。
そのほとりにある料亭「玉川楼」は、その昔、ペルー来航の頃から江尻の宿、現在の清水銀座通りで「鰻屋」を生業としていた老舗だという。 |
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坪庭の見える和室に通された私は、食前酒を味わいながら、運ばれてきた前菜のお重の蓋を開けた。「まぁ!美しいこと!」と思わず歓声をあげてしまうほど、春を感じさせるその趣向に目を奪われる。
小鯛桜鮨、蛤卯の花和え、金粉が乗せられた緑鮮やかな菜の花のおひたしに、厚焼き玉子、巻海老酒煮など色とりどり…。まるでお雛様のように、ちんまりとおすまし顔で並んでいる。黒塗のお重に隠されているだけに、蓋を開けたときの演出効果は満点だ。
お盆の上にふと目を向ける。そこには「土の中にたったひとつの春をみる」「遠き日の母を想いて土筆つむ」など、お盆の上の敷紙には、ご主人がひとつひとつ割り箸で書かかれた心地よく余韻を残す言葉と、絵が添えられている。そんな細部にも深い心遣いとこだわりが伝わってくる。 |
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お椀は海老真薯、春子椎茸、結び三つ葉、木の芽のお清し汁。おかかの香りがふわっと漂う。幸せな気分に浸りつつも、ほっとさせる上品な味わいが心身に滲み込んでくる。熱すぎず、冷めすぎず一番美味しく頂ける絶妙なタイミング。私はこのお椀に板長さんの真剣な心意気を感じ、思わず膝を正した。
お造りは、まさに満開の桜が舞っているような華やかさ。大根を淡く紅色に染め、花びらのように見立て、その上で本鮪、鯛、槍鳥賊や甘海老が今にも踊りだしそうな感じだ。私は清水に来て、新鮮なお魚がどんなに美味しいものかと改めて思い知らされた。 |
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笹の香りがほどよく馴染んだ鰻飯蒸し笹包みをお凌ぎで頂く。冷たいお刺身の後には温かい鰻・・・。温度の変化に食欲がさらにそそられる。玉川楼の原点である鰻は必ず献立に加わるのだろう。
焼きものは、甘鯛真砂焼。熱々でふっくらとしていて、とても美味しい。料理の運ばれてくる間の良さは、まるで私のお腹のすき具合を見通しているかのよう。 |
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小鉢の芹胡麻和え。これは良質の胡麻なのか?それともすり方が上手なのか…?家庭でお馴染みの献立であっても、豊かな香りと味の奥深さに感嘆してしまう。
焚き合せは、筍、若菜、白煮長芋、生湯葉、栗麩照煮や花びらに見立てた百合根など、旬の素材の旨みを一番美味しくひき出す日本料理の技の豊かさを再び感じさせられる見事な逸品。目板鰈のから揚げ、蒸しアワビとズワイ蟹の酢の物。最後は、お花畑のような目にも楽しい春菜鮨。
今日のお料理は、シャキッとメリハリがあり、日本料理の醍醐味を味わえたような気がする。「秋頃にはどんな旬のおもてなしが楽しめるかしら…?」満腹ながらも、そんな欲張りな想像をしてしまう。次は友人や母も一緒に…と思いながら、幸せな気分に浸った。 |
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