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1948年12月14日生まれ。1970年にCBSソニーよりデビューし、最優秀新人賞を受賞。「NHK紅白歌合戦」6回連続出場のほか、日劇において「にしきのあきらワンマンショー」を5回連続公演。1992年の「とんねるずの生でダラダラいかせて」出演をキッカケに再び活動を活発化。『スターにしきのあきら』の名を受け、ディナーショーのほかコンサート、テレビの歌番組やスポーツ番組に出演。現在はドラマや映画、舞台、ミュージカル、時代劇など幅広い分野で活躍中。
  (錦野)こんにちは。どうぞよろしくお願いします。

(望月)いらっしゃいませ。

(錦野)さっそくですが、ロメオはもう何年位になるんですか?

(望月)ちょうど10年になります。

(錦野)そうですか。本場イタリアの田舎町を思わせる温和で落ち着きのある雰囲気ですね。

(望月)ありがとうございます。
(錦野)でも、男同士じゃ駄目ですね、ここは。

(望月)
ええ、男同士じゃちょっと変かもしれませんね。女性の方やカップルならいいんですけどね。

(錦野)
入った瞬間に外国の方なんかいらしてたら、もうイタリアですよ。イタリアでロケしてるって感じがしますね。


(望月)ありがとうございます。(笑)
(錦野)ロメオの名前の意味は?

(望月)
特に深い意味はないんです。(笑)

(錦野)
そうなの?僕は車の名前から来てるのかと思ってたんですけど。

(望月)
いやぁ、買えたらいいなとは思いますけどね。

(錦野)
でも本当、清水にこんないい雰囲気のお店があるとは思わなくて、とっても驚きましたよ。このお店の内装は?

(望月)
はい、雰囲気はイタリアのお店を参考にしています。
(錦野)はぁ〜。いやぁ、いい雰囲気ですね。では、早速いただきます…。僕、1月にベネツィアに行ってきたばかりで。ちょっと寒い頃で、でもいいなっていう時期で。この料理は?

(望月)
スズキのカルパッチョです。普通はお刺身でいただきますけど、カルパッチョはイタリアならではですね。野菜も結構良くて、無農薬野菜を使用しているんです。少し苦めの野菜と合わせています。

(錦野)
いやぁ、スズキの食感と舌触りに思わず「ブォーノ!」って感じ。

(望月)
「ブォーノ!」ですか。(笑)
(錦野)もうお魚は静岡!うまいねぇ、これ。シェフがイタリア料理を始めたキッカケは何だったんですか?

(望月)
最初はフランス料理だったんです。フランス料理と言っても南フランスだったんですけど、だんだんイタリアに走っちゃいましてね。十年前はイタリア料理なんてこれっぽっちも考えてなかったんです。ブイヤベースって感じでやってたんですけど、ヨーロッパに行く度にイタリアに惹かれて、だんだんイタリア食が強くなってきたんです。やっぱり実際に行くと違ってきますよね。

(錦野)
わかります。僕もこういうお店やりたいなと思ってるんですけどねぇ。(笑)

(望月)
そうですか?
(錦野)はい。是非ね。いい感じのレストランを…しかし、この料理…あぁ、うまいっすわ。本当にイタリアの味がして。時間ができた時とか海外に行かれるんですか?

(望月)
はい。今年の5月の連休明けにはトスカーナに行ってきたんですけど。

(錦野)
僕も来年あたり、また行こうかなとは思っているんですけど。

(望月)
仕事で行くことも多いのでは?
(錦野)この前も行ってきたんですけどね、「血液サラサラの旅行」っていうのに。(笑)

(望月)
北の方に行くと、ラードとかバター。南の方に行くとオリーブオイルを使ってますね。

(錦野)
しかし、毎日こんな取材してたら、お腹いっぱいになってブクブク太っちゃいますね。

(望月)
パンもご用意しています。

(錦野)
あっ、かわいいパンですねぇ。

(望月)
はい。これは、チーチーパンといいます。
(錦野)何か鳥みたいな感じですね。これは何か塗らなくてもいいの?

(望月)
このままで。

(錦野)
このままでね。

(望月)
味がしっかりしたパンなので。あとシチリアのワインもどうぞ。
(錦野)マフィアの親分になった感じですね。(笑)ゴットファーザーのテーマが流れてきそうだねえ。イタリアのお店を思い出すなぁ。あのおばちゃんにもう一度逢いたいな〜。太ったおばちゃんが出てきて、パスタがうちの名物だからって。おいしかったなぁ。でも行かなくてもロメオでいいじゃない。(笑)結構夜遅くまで開いてるお店があるんだよね。ワイワイガヤガヤと。普通のレストランって、すぐ閉店しちゃうじゃない。11時頃までやってたよ。

(望月)
今度はですね、外はスモークサーモン、中はパンのサラダが詰まってます。これはトスカーナの料理をアレンジしています。

(錦野)
壊すのがいけない感じがしますけど、いただきます。

(望月)
中のパンはお酢とトリュフオイルで上の葉っぱと和えました。この料理は、残り物の固くなったパンを再利用するための料理で、1回水に浸しまして、ぐっと搾ったところに味を付ける貧しい家の料理なんです。お母さんの知恵の料理って言うんですか。
(錦野)ほぉ〜、おふくろの味がする料理なんですね。

(望月)
女性に好まれる料理ですね。

(錦野)
やっぱり、お店に見えられるのは女性が圧倒的なんですか?

(望月)
そうですね、カップルか女性同士。男同士はあまりないですね。
(錦野)来ないよねぇ〜。(笑)

(望月)
はい。(笑)

(錦野)
東京じゃ来てもおかしくないけどね。男同士でも。

(望月)
そうですね。本当はビジネススーツ姿の方とかも来てほしいのですが…。

(錦野)
人間どっかでリッチな感じにしないとな。いやぁ、これも美味しいです。口の中でイタリアが広がっていく感じがするっていうか…。ちょっと食べるの早過ぎたかな。美味しいとどんどんいっちゃう。まずい時はちょっと格好つけてお腹いっぱいだからって残しちゃうんだけど。(笑)

(望月)
ありがとうございます。次に行きます。小さい赤イカがあったので、赤イカのトマトソースのパスタです。ちょっと辛いです。
(錦野)赤イカね。イカ墨はやってるんですか?

(望月)
イカ墨はやってないです。お店が真っ黒くなるもんですから。(笑)テーブルクロスとかすぐ汚れちゃって経済的によくないんです。

(錦野)
別室でイカスミ専用の部屋とかどうですか?(笑)

(望月)
以前はやっていたんですよ。もう大変だったんです。テーブルクロスも1発で墨が取れなくなっちゃうし。それで懲りまして。
(錦野)美味しいには美味しいんですよね。

(望月)
味は僕も好きなんですよ。ベネツィアがメッカじゃないですか。

(錦野)
そうそう。ベネツィアで食べたんだよ。食べたら真っ黒くなっちゃってそこだけカットだよ。写真撮ったらお歯黒がみんま集まったみたくなっちゃって。(笑)

(望月)
でも美味しいですよね。

(錦野)
ん〜、これも本当うまい!僕はあまりパスタって食べないほうだったんですよ。食べず嫌いというか…。

(望月)
どちらかというと和食が多いのですか?
(錦野)和食ですね。

(望月)
和食も美味しいですよね。

(錦野)
シーフードというか海の物が入ってるといいですよね。肉とか入ってると胃がもたれるって感じがするもんで。

(望月)
ベネツィアに行くとホッとしますよね。
(錦野)ホッとするね。日本に似てるって。

(望月)
日本に来たイタリア料理ってナポリとか海沿いの料理が伝わって来ましたよね。どうしても日本ではイタリア料理=シーフード料理みたいな感覚がありますね。

(錦野)
パスタの種類は数知れずでしょ?以前テレビ番組に出演した時、一挙に10種類くらいのイタリア料理作ってましたけど、すごい技でビックリしましたけど…。

(望月)
鍋で?

(錦野)
そう、10種類の料理を一気に作ってるんですよ。どの鍋で何を作ってるのかとかよく分かるなと思いましたよ。

(望月)
それだけ火があるってことですよね。
(錦野)そうですね。まぁ、お客さんも多かったんだけど、色々な料理を一気に作れるってやっぱり専門の方だなって思いました。日本でいうお寿司屋さんみたいなものですよね。

(望月)
そうですよね。短時間にいっぱい握りますもんね。やはり熟練の技ですね。

(錦野)
しかし、このお料理も本当に「ブォーノ!」ですよ。うまい!

(望月)
パンはもうよろしいですか?
(錦野)このパンも美味しいですね。

(望月)
チーチーパン。

(錦野)
チーチーパン(笑)

(望月)
チーチー餅っていう和菓子をご存知ですか?静岡の和菓子でチーチー餅っていう、中にあんこが入ったものなんですけど。チューチューっていうねずみの形を模したお饅頭がなまってチーチーになったんです。

(錦野)
僕がねずみ年だから持ってきたのかな?なんて…。

(望月)では、これからメインディッシュを。
(錦野)これからメインディッシュ?さぁ大変なことになった。でも、朝が早かったから大丈夫か。朝と言っても早朝5時頃に市場の食堂で。うぉ〜、すごいなぁ。この魚は何ですか?

(望月)
これは赤ムツです。

(錦野)
ほぉ〜、赤ムツね。

(望月)
はい。地の赤ムツで、アクアパッツアというナポリの料理です。アクアは水、アクエリアスのアクア。パッツアは狂ってるという意味です。
(錦野)ってことは俺は狂ってるってことかな?(笑)

(望月)
いやいや。狂ったようにグツグツとやりながら料理するっていう意味なんです。僕は今、アクアパッツアを具体的に説明しただけです。(笑)日本人はこんな感じが丁度いいかと。ケッパーの独特の酸味っていうか、ドライトマトの甘味にアンチョビの塩っぽい味が日本人には好まれると思うんです。

錦野)イタリア料理って白身魚を結構使いますよね。赤身魚とかは似合わないんですかねぇ。

(望月)
カジキマグロは見かけますけど、イタリアでは生は食べませんからね。
(錦野)それだけ料理しやすいんだろうね。逆に赤身だと味が付いてるような状態だから。それに味を付けるとなると…。白身魚だとサラッとしてるから色々な調味料で変わっちゃうからね。だから、タラなんか結構料理しやすいんじゃない?

(望月)
そうですね。でもあまり強い味付けをしないで、食材そのものの味を引き出すやり方が主ですね。

(錦野)
タラを鍋にしても、炒めるにしてもね。

(望月)
僕は煮物が多いですね。煮るんですよ。
(錦野)イタリアではカツオは食べれないですね。(笑)

(望月)
市場に行くと結構ありますよ。

錦野)
いやいや、カツオって言えないんです。(笑)カツオってイタリアでは男性の急所なんです。

(望月)
日本語のカツオがイタリアで?

(錦野)
うん。だから、イタリアでは日本語でカツオって言えないの。(笑)だから、昔、中村カツオさんが行った時、みんな大笑いしたんだって。あと、鰹節を送った人がいたらしくて、みんなびっくりしたみたい。そのままじゃ固いから、すって食べるって知ってビックリしたっていうエピソードもあるみたいよ。はぁ〜。この赤ムツの料理、絶品ですわ。身にコクがあって舌触りも最高。

(望月)
赤ムツは高価な魚ですよ。漁獲量が少ないからですかねぇ。
(錦野)そうそう、なかなか手に入らないんだって。

(望月)
この周辺では黒ムツは普通に売ってるんですけどね。

(錦野)
うまいなぁ。いやぁ〜、これはうまい!大きさも丁度いいしね。

(望月)
ありがとうございます。
錦野)サラッとしてるからいいですよね。白身と味付けが非常にマッチして。

(望月)
おいしゅうございますか?(笑)

(錦野)
うん。

(望月)
イタリア料理はムードも大切ですよね。

(錦野)うんうん。ムードね。大切ですね。この料理ってムツ以外には何が使えるんですか?

(望月)
白身なら何でも。
(錦野)じゃあ、これは贅沢料理ですね。

(望月)
そうですね。1人前としては丁度いい大きさだと思います。大きすぎた場合には切り身にしたほうが食べやすいかもしれないですね。骨がついてたり、頭がついてたりするんで。

(錦野)ごちそうさまでした。いや〜本当に美味しかったです。

(望月)
では、次にデザートをご用意します。デザートは魚じゃないですよ。(笑)
(錦野)もう、お腹いっぱいになっちゃった。美味しかった。はぁ〜。赤ムツはノドグロとも言うんだよね。本当、高級魚ならではの味でした。

(望月)
いちじく・クリームキャラメル・レモンタルトとホワイトチョコレート…。

(錦野)
うぉ〜、きれいに飾られたデザートですね!これをワゴンに乗っけてくれば最高じゃないですか。

(望月)
ワゴン、いいですねぇ。

(錦野)
そうそう。ここで作ったのを全部テーブルに乗っけて目の前まで運んできちゃうの。それで、お客様に選ばせる。そうすると、これと…これと…って。目の前まで運んでこられちゃうと、自分が王様になった気分になっちゃってね。すごく感激しちゃうの。ちょっと大変かもしれないけど、そのほうがいいと思うよ。中には嫌いな物があるかもしれないでしょ?

(望月)
確かにそうですよね。
(錦野)これは少し大きめにとかね。

(望月)
特に女性は甘い物に弱いですからね。

(錦野)
うん、そうそう。これを楽しみに来るお客様も多いと思うんですよ。

(望月)
いいアイディアです。
(錦野)目の前まで持ってきて、デザートですってね。自分で選べればいい。しかし、このデザートもまた最高に美味しいねぇ。すごいお店ですね。ワゴンでケーキを運んでくるっていう演出、是非やってみてくださいよ。絶対いいと思いますよ。

(望月)
はい、早速やってみようと思ってるんですけど。(笑)

(錦野)メニューも大切ですけど、演出でリッチな感じになると思うんです。でもここは、本当に雰囲気がいいですよね。小さなパーティとかやるんですか?

(望月)
はい。近くに結婚式場があるもんですから、結婚式の2次会とかも多いですね。
錦野)しかし、本当に美味しい料理ばかり。どれくらい修行されたんですか?

(望月)
はい。お菓子の方に3年。そしてイタリアン、フレンチとやってきました。でも、ほとんど自己流なんですけどね。

(錦野)
そうなんですか。僕の好きな言葉にこんな言葉があるんです。「学ぶ・真似る・真似ぶ」。

(望月)「真似ぶ(まねぶ)」ですか?
(錦野)そう。「学ぶ・真似る・真似ぶ」なんです。学ぶ…学習しますよね。色々な人から学んで、真似る…真似をします。学習したこと、見たことを自分でもやってみるんです。そして「真似ぶ」。そっくりそのまま真似てしまうんじゃなくて、自己流にアレンジして作りだすことが「真似ぶ」なんです。

(望月)
ほぉ〜。

(錦野)
本気でイタリアンやりたいなって思ったら色んな事ができると思うんです。料理もそうですけど、インテリアとか演出とか色々ね。

(望月)イタリアに行くと本当にいいモノがいっぱいですよね。建物も素晴らしくて。
(錦野)味・料理よりも大切だけど、やっぱり雰囲気。外はお寺なのに、中に入ってみたら全然違う雰囲気だったり。そういうのもいいですよね。

(望月)今日は色々と勉強になることばかりで…。本当にありがとうございました。

(錦野)こちらこそ、ありがとうございました。またよろしくお願いします。

(望月)どうもありがとうございました。


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